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最終話「世界はやさしいね」いつも、そう言い続けていた彼女。この半年、自分の消えゆく生を自覚しながらまだこの言葉を言える。彼女の心の中は、どの様な模様だったのだろう?彼女の来歴や私の生い立ちを考えれば、今でも私は、世界が優しいとは思えません。それでも、その生い立ちがあったから女将と一緒に居られたのだと思い、この宝物をくれた世界に感謝はしています。...
「どんなに頑張っても、年は越せないね。 それでも入院しますか? それとも 短い間ですが、好きなように過ごしますか?」その医者は、ものすごく軽い調子でそう聞いてきた。...
ようやく流通関連は、下の者達に任せられるようになり私はもっぱら商品デザインをやっていた。イラレやフォトショは、どうしても馴染めず、そちらは概ねディレクターとして活動し、プロダクトデザインを専門にするようになっていた。OTAKUの多分に漏れず、フィギュアやプラモも作っていたので最初はアナログに手でクレイモデルを作り、しばらくすると他社に先駆けて、FreeFormという3Dモデリングソフトといまや有名になったが、当...
ミリタリーショップは利益が芳しくなかった。それはそうだろう、業務システムというものが無かったので売上げは伸びても還元されないのだ。1ヶ月も経たないうちに本社社長に呼び出され、本社社長は、S氏に色々やらせてるだけあって、若く我侭でワンマンで間違った効率化主義者だった。私はどうせパートだし、立つ鳥跡を濁しても気に入ったS氏の後の役に立つだろうと、あれやこれやと改善提案を山ほど提出してみた。意外なことに本...
仲居は小学校の準備をする時期に来ていた。しかし、ここでも母の有能が発揮され、仲居は通信教育を受けることになった。私が仕事の間は、仲居がPCで通信教育を受け定時で帰宅した私と夕飯を作ったり食べたり、勉強の分からないところや今日あったことを話し合ったり、それから2時間くらい私のネットゲームを一緒に遊び、そろそろ周囲が静かになった頃、夜のお散歩に出かける。星のこと、風のこと、星座や元になった神話のことを話...
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